draemonash2

draemonash2のメモ書き

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Docker

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インストール手順

Docker ドキュメント のインストール手順に従い、docker-ceをインストールする。
なお、WSL2 へのインストール手順は、ネイティブLinuxへのインストール手順と同じ。

Docker コマンド

Docker コマンドの一覧は以下の通り。[1] [2]

全体像

コマンド一覧

• image の操作
  • 【イメージ確認】 docker images
  • 【公開イメージ検索】 docker search <image>
  • 【公開イメージ取得】 docker pull <image>[:<tag>]
  • 【別名イメージ作成】 docker tag <old_image> <new_image>[:<new_tag>]
  • 【イメージ削除】 docker rmi [opiton] <image1> <image2> ...
  • 【イメージ全削除】 docker image prune
  • 【イメージ作成（コンテナから）】 docker commit <container> <image>
  • 【イメージ作成（Dockerfileから）】 docker build -t <image>[:<tag>] <dockerfile_dir_path>
  • 【イメージ作成（Dockerfileから）】 docker build -t <image>[:<tag>] -f <dockerfile_path>
  • 【親イメージ特定】 docker history <image>[:<tag>]
• conteiner の操作
  • 【コンテナ一覧表示】 docker ps [<option>]
    • -a ：停止中コンテナも含む（ない場合は稼働中コンテナのみ）
  • 【コンテナ作成】 docker create [<option>] <image>[:<tag>] [<command>]
  • 【コンテナ起動】 docker start [<option>] <container> [<container> ...]
  • 【コンテナ停止】 docker stop <container> [<container> ...]
  • 【コンテナ再起動】 docker restart <container>
  • 【コンテナ作成＆起動】 docker run [<option>] <image>[:<tag>] [<command>]
    • -d (--detach) ：コンテナを生成し、バックグラウンドで実行する。
    • -i (--interactive) ：コンテナの標準入力を開く。
    • -t (--tty) ：端末デバイスを使う。（指定しない場合、キーボード入力を受け付けない）
    • --name <container> ：コンテナに名前をつける。（指定しない場合は、自動で付与される）
    • --rm ：コンテナ実行完了後にコンテナを自動で削除する。
      • 削除条件は以下のいずれか。
        • exit コマンドでコンテナから抜けた
        • docker stop でコンテナを停止した
    • -u <user_name> (--user) ：ユーザー名（または UID）を指定する。
    • --add-host=<host_name>:<ip_address> ：コンテナの /etc/hosts にホスト名とIPアドレスを定義する。
    • -h (--hostname) ：コンテナ自身のホスト名を指定する。（プロンプトにおける user@host $ の “host”）
    • -p <host_port>:<container port> (--publish) ：ホストとコンテナのポートを紐づける。
    • -e <env_var>=<value> (--env) ：環境変数を設定する。
    • -v <host_dir>:<container_dir> (--volume) ：コンテナとホストのディレクトリをマウント（紐づけ）する。
    • -w <dir_path> (--workdir) ：コンテナの作業ディレクトリ（コンテナ接続時の起動ディレクトリ）を指定する。
    • --pid=<name> ：利用する PID 名前空間を指定する。
    • --privileged ：コンテナに対して全権限を与える。（カーネルに対して潜在的に危険になりうる処理も実行できる）
    • --network <network_name> ：ネットワークに接続する。
    • --runtime <runtime_name> ：コンテナー向けに利用するランタイムを指定する。
    • --entrypoint <script_path> ：イメージのデフォルト ENTRYPOINT を上書きする
  • 【コンテナ接続（新規プロセス起動）】 docker exec [<option>] <container> <command>
    • 以下のオプションは run と同様に使える。
      • -d、 -i、 -t、 -e、 --privileged、 -u、 -w
  • 【コンテナ接続（PID=1プロセス）】 docker attach [<option>] <container>
  • 【稼働コンテナ状況確認】 docker status <container>
  • 【稼働コンテナプロセス確認】 docker top <container>
  • 【コンテナ削除】 docker rm <container>
  • 【コンテナ全削除】 docker container prune
  • 【ファイルコピーtoコンテナ】 docker cp [<option>] <src_path> <container>:<dest_path>
  • 【コンテナ/イメージ/ネットワーク等 全削除】 docker system prune
• その他
  • 【Docker使用量調査（全体）】 docker system df
  • 【Docker使用量調査（ボリューム毎の詳細）】 docker system df -v
  • 【ログ確認】 docker logs

実行例

• イメージ ubuntu:22.04 からコンテナ作成＆接続を行う。

    docker run -it --rm --name Ubuntu22.04_container ubuntu:22.04 /bin/bash
    docker exec -it --rm Ubuntu22.04_container /bin/bash
  

Tips

• docker.ioとdocker-ceの違い
  • docker-ce：本家が提供するdocker-engine
    • ce＝コミュニティエディション
    • ee＝エンタープライズエディション
  • docker.io：Ubuntuが提供するdocker-engine
    • docker.ioはバージョンが本家に比べて古いことがあるので、
      最新版を使いたければdocker-ceをインストールすることをお勧めする。
• attach と execの違い
  • attach
    • 「PID=1」で起動しているプロセスに接続する。
    • exitコマンドでシェルを終了するとコンテナが停止する。
  • exec
    • プロセスを新たに生成して接続する。（/bin/bash 等）
    • exitコマンドでシェルを終了するとコンテナが停止しない。
• コンテナを抜ける方法
  • 以下のいずれかを行う。
    • exit コマンド実行
      • →コンテナ自体が終了
    • ctrl + p -> ctrl + q 押下
      • →起動させたままコンテナから抜ける。(＝デタッチ)
• Docker Composeとは？
  • 複数のコンテナで構成されるアプリケーションについて、Dockerイメージのビルドや各コンテナの起動・停止などをより簡単に行えるようにするツール
• 新旧Dockerコマンドについて
  • Dockerでは、2017年1月にv1.13がリリースされてから、コマンドラインの命令体系が再編成された。
    （Dockerのコマンドが増え過ぎたことから、整理して使いやすくするのが目的）
    新しいコマンドラインでは、「何に対して」コマンドを実行するかを明示する。
    • 例）docker run → docker container run
• docker runの-itオプションの意味
  • コンテナに割り当てた偽のデバイスファイル名を指名(-t)して、こちら(本デバイス)の標準入力をコンテナに伝えられるようにする(-i)。
• コンテナを抜けるキーを変更する方法

  • ${HOME}/.docker/config.jsonを編集する

      {
          "detachKeys": "ctrl-e,e"
      }
    

トラブルシューティング

• Docker デーモンが起動しないエラーについて

  • 事象：WSL2へインストールした直後のDocker コマンド実行時に、以下のエラーが発生してDockerコマンドを実行できないことがある。

      Cannot connect to the Docker daemon at unix:///var/run/docker.sock. Is the docker daemon running?
    

  • 対処法１：サービスを開始する。

      sudo service docker start
    

  • 対処法２：dockerグループへ参加してWSL2を再起動する。

      sudo usermod -aG docker $USER
      wsl --shutdown
    

  • 対処法３：ディストリビューションのバージョンを1から2にアップデートする。

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